
『※このページでは、株式会社スクウェア・エニックスを代表とする共同著作者が権利を所有する画像を利用しております。当該画像の転載・配布は禁止いたします。』
『130記事目:「ラナルータ」ドラクエ呪文(じゅもん)評論■昼夜を逆転させる呪文!!!「やみのランプ」アイテムより万能だゾォぉ! #ドラクエ・ブログ』
『ラナルータ』
以下、概要である。
ドラクエ3で初登場した。
唱えることによって昼夜を逆転する移動時専用魔法である。
消費MPはドラクエ3とファミコン版ドラクエ4は12と莫大だが、
ドラクエ5では4と突然低くなった。
アイテムでは「やみのランプ」が類似効果を持っているゾ。
しかし、夜→昼と逆転はできないのである。
昼や夜限定のイベントを見る以外にも使い途があり、
歩数エンカウントを採用している作品においては、これを唱えると蓄積したポイントを0に戻せるため、
タイミングを見計らって使えば敵にほとんど遭わずにフィールドを移動できる、という技が使える。
また大抵の作品は昼夜で遭遇するモンスターの顔ぶれが変化するため、
夜から昼に戻して強敵との遭遇を避ける、あるいは逆に夜まで進めて昼のままでは
会いにくいモンスターを狙うといったことが可能である。
町や城内部等にいると、ラナルータを唱えた直後に入り口に強制移動させられるゾ。
しかし、町の住民達が誰一人として一瞬で昼夜が変わったことに何の疑問を持たない状態である。
この点を考えると、この呪文は実は世界ではなく、詠唱者とその仲間に対してのみ作用して時間の流れを遅らせ、
結果として一瞬で時間が経過しているかのような感覚を与える魔法と推測することもできるが、、、、
ただし、この説が正しいとすると、城外に出される際に誰かが動きの止まった主人公達を移動させていることになるのだ。
唱えるたびに兵士や町人が置物のように門まで押して行ってるのだとしたらなかなか摩訶不思議である。
初登場以降ドラクエ5までは連続出演していたが、ドラクエ6では昼夜の概念そのものがなくなったため出演せず。
昼と夜の概念が復活した8や9でも、動かずその場に立っているだけで時間が流れていき、
また宿屋では「夜まで休む」ことが可能になったためか復活していないのである。
漫画「ダイの大冒険」では同系統の呪文として雷雲を召喚するラナリオンがあり、
作中ではラナ系は天候系呪文として扱われているゾ。
-------------------
■ドラクエ3においては・・・
魔法使い、賢者がレベル25で覚えるゾ。
消費MPは「12」である。
この作品では昼か夜かにイベントが影響されるポイントとしてはサマンオサやテドンの村でのイベントがあげられる。
しかし根本的に「宿に泊まる事」と「闇のランプを使う事」で昼夜を好きに調整できてしまうので、
昼夜に関わるイベントがちゃんとあるにも関わらず、この呪文を使う必要性が薄いのである。
同じ事がレムオルにも言える。
サマンオサなら攻略順によっては「ラナルータを覚えているが闇のランプを持っていない」事はあり得るが、
テドンの村はまさに村の中に闇のランプそのものが落ちているのでまずラナルータは使われないのだ。
冒頭にあるエンカウント調整のような特殊な目的を除いても、夜になると危険なモンスターが
出没するようになる地域を歩く際に昼を維持するためにラナルータを使う、などの用途はあるので
全く使われない呪文ではないのだが、恐らく主目的として設定されているであろう夜イベントのためには
使われにくいという微妙な立場である。
この記事へのコメント